「一級建築士試験」の勉強方法ってたくさんありますよね。
「一級建築士試験」受験生の皆さまは日々、試行錯誤しながらたくさんの勉強方法を取り入れていると思います。
当ブログでも「一級建築士試験」の勉強方法について僕の受験体験談を含めて紹介してきました。
おかげさまで勉強方法、相談や問い合わせもたくさん頂いております。
しかし、中には学習の本質をちゃんと理解した上で勉強しているのかな?といった内容も見受けられます。
その勉強方法の「効果」ってどうなんでしょうか?
その「効果」を把握していますか?
どんな「効果」をもたらしてくれるのか、それを理解した上で自分の勉強方法に取り入れていますか?
・・・なかなか難しいですよね。
先日、会社の研修を受けたのですが、その中で「ドリル」についての内容がありました。
とても共感した部分がありましたので今回はその「学習ドリルの効果」について紹介したいと思います。
「ドリル」とは?
皆さんも小学校の時から「漢字ドリル」「算数ドリル」などたくさんの「ドリル」を使って勉強してきたと思います。
最近では「う◯こドリル」という奇抜で面白いドリルが人気あるみたいですね。
改めて「ドリル」についておさらいしてみましょう。
定義
「ドリル」の定義は何でしょう?
英語で「演習」、「訓練」の意味。「教練」の意味でも用られる。
出典: ドリル - フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
知識・技能を習得するための反復練習。また、反復練習による指導法。「―学習」
出典:ドリル -『goo国語辞典』
いくつか定義があるようですね。
勉強に当てはまるキーワードと言えば、「訓練」「反復練習」ですね。
ドリルの効果とは?
ここから会社の研修で学んだ内容です。
まず、「ドリルの効果」というのは何でしょう?
ドリルというのはある部分を強調して行うトレーニングです。
ある部分を「強調」することで感覚を掴み、普段に取り入れることが理想です。
出所 : トライアスリート/コーチ H.S.
「強調」というキーワードが出てきました。
ある部分というのは例えば、自分の弱点とか、苦手な部分のことを指します。
「強調」することで感覚を掴めるようになるのが「ドリル」です。
つまり「強調」=鍛えたい部分に焦点を合わせてトレーニングできるのが、「ドリルの効果」ということですね。
「一級建築士試験」の勉強もドリルが1番!
これまでに当ブログで紹介している「一級建築士試験」勉強方法は誰でもできる、再現性の高い勉強方法だと思っています。
その中で「反復練習」がとても重要と伝えてきました。
学科の勉強で過去問を何度も繰り返し解いていると「あぁ、あの問題はこういう意味だったのか!」と理解力が一気に高まる現象が起きます。
製図の勉強で何度もエスキスを繰り返し解いていると「あっ!!もしかして・・・」と自分の気付きが身に付くことでエスキスが早くなります。
詳しくは下記記事にまとめていますので参照ください。
これも全て「ドリルの効果」です。
至ってシンプルな方法なのに効果抜群!
先述しましたように、ある部分(弱点)を「強調」することで感覚を掴めるようになるのが「ドリル」です。
これまでの「一級建築士試験」に関する記事で「正しい勉強方法」というキーワードを挙げました。
ネット上にはたくさんの勉強方法に関する情報が流れていますが、全てが正しい情報とは限りません。
あれこれやっているうちに勉強の本質(目的=合格)からズレてしまうことも有り得ます。
“思考”から“実行”へ
頭ではわかっているのになかなか実行できない。
例えば、勉強がなかなか続かない、という声をよく聞きますが、まさにこれが当てはまります。
頭ではわかっているのになかなか実行できないのは、行動を起こすまでのハードルが高いことがほとんどです。
少しでも行動に移しやすいようにすることがポイントです。
すぐ取り掛かれるように「ドリル形式」にすることで勉強するハードルを下げることです。
まとめ
どうでしょうか。
大したことない、当たり前のことを言っているかもしれません。
ですが、この「ドリル効果」を学習に取り入れていない人が散見されます。
非常にシンプルで効果抜群な勉強方法なのに別の難しい方法をやっていたり、あれこれやっているうちに目的(合格)から遠さがってしまっている人をよく見かけます。
もったいないと思います。
繰り返しになりますが、当ブログで紹介している勉強方法は誰でもできる、再現性の高い方法であると認識しております。
今一度、自分の勉強方法を見直してみてはどうでしょうか。
常に「正しい勉強方法」とは、何なのか、自問自答してほしいと思います。
あまり需要の無い内容になってしまったかもしれませんが、今回は勉強方法「ドリルの効果」について紹介しました。
試験合格への道標になれば幸いです。