今回は製図講座の曜日コースに関する内容になります。
(日曜コースしかない、水曜コースの製図講座を受ける方は、あまり参考になりませんので本記事を読まずにそっとページを閉じてください。)
学科試験を突破したら、早くも翌週から製図講座が始まります。
10月の製図試験に向けて製図講座(短期コース)に通うことになりますが、どの曜日コースにするか迷ったりしませんか?
当ブログの読者様から質問がありましたので本記事で回答したいと思います。
- 土曜コース、日曜コース、どっちが良いのでしょうか?
僕は総合資格学院の土曜コースに通いました。
土曜コースを選んだ理由は、製図試験に合格するための戦略があったからです。
そこで本記事では、なぜ『土曜コースに通ったのか』。
コースを選ぶポイントも含めて自分の考えをお話ししたいと思います。
本記事で伝えたいこと
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- 土曜コースを選んだ理由
- 製図試験に合格するための戦略
- コース選びのポイント
本記事を読んでほしい人
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- これから製図講座を受ける方
- どの曜日コースに通うか迷っている方
留意事項
本記事はあくまで個人の体験に基づいて述べていますので参考程度にお読み頂ければ幸いです。
土曜コースを選んだ理由
以下、僕が『土曜コースに通った理由』です。
土曜コースを選んだ理由
- 次の日(日曜日)にすぐ復習ができる
- 日曜日は自習室で終日勉強ができる
- コンディション調整がしやすい
- 講師と受講生の人数バランスが丁度良い
- 土曜コースに評判の良い講師がいる
順に説明していきます。
次の日(日曜日)にすぐ復習ができる
これが土曜コースを選んだ最大の理由です。
土曜日に講義を受けて次の日にすぐ復習できるのは学習効果が高いと思っています。
エビングハウスの忘却曲線においても復習タイミングが丁度良い。
皆さんも一度は聞いたことがあると思います。
エビングハウスの忘却曲線によると、
・9時間後には56%忘れる
・1日後には67%忘れる
と言われています。
つまり講義を受けた後、1日以内に復習を行うことで学んだ知識の定着を図ることができます。
当然、繰り返し復習を続けていくことも大事ですが。
この復習タイミングを活かすために『土曜コース』を選びました。
日曜日は自習室で終日勉強ができる
日曜日は資格学校の自習室で終日勉強できます。(※校舎によります)
土曜日よりも日曜日の方が自習室が空いているのでおすすめです。
日曜日の夕方以降は家族と一緒に過ごすと決めていたので朝9時から16時くらいまで自習室に引きこもって勉強しました。
学校の宿題は日曜日のうちに半分以上、終わらせるように意識して取り組みました。
週前半で宿題を全て終わらせることで週後半は自習勉強に充てることができるからです。
いかに自分が足りない部分の勉強時間を確保できるか。これが重要ですよ。
コンディション調整がしやすい
平日は仕事。土曜日は夜遅くまで講義。
さすがに疲れが溜まりますよね。
次の日が日曜日だったら、ご自身のコンディション状態と相談しながら必要に応じてゆっくり休むこともできます。
毎回たくさんの宿題が出されますのでコンディション調整しつつ、1週間の学習計画が立てやすいのがメリットです。
講師と受講生の人数バランスが丁度良い
土曜コース
僕が通っていた土曜コースは、受講生25名に対して講師2名、クラス構成のバランスが良かったです。
1人の講師が受け持つ受講生が12、13名くらいでしょうか。
毎回、4〜6人ほどのグループミーティングを行っており、大体2〜3巡して入れ替わる感じでしたので受講生みんなと交流するには丁度いい人数でした。
質疑応答もスムーズで休憩の合間も気軽に質問しやすかったです。
日曜コース
一度だけ日曜コースの講座を受けましたが、受講生40人ほどで講師は3名でした。
受講生の人数が多すぎて講師もまとめながら進行するのに慌ただしい様子でした。
休憩時の質問も混んでいたり、質問できる機会があまり無いこともありました。
グループミーティングもほとんどメンバーが固定されていましたので個人的には土曜コースの方が落ち着いて学習できますし、バランスが良いかなと。
あくまで個人感想です。
土曜コースに評判の良い講師がいる
僕が通った土曜コースの講師2名は指導内容に評判のある方でした。
学科対策講座を受けていたときから製図講師の情報を集めており、その中で良さそうだった土曜コースを選んだのです。
前もって担当営業さんに希望を出してクラス指定をしました。
評判の良い講師とは?
ココがポイント
- その1|作図例を見せてくれる
- その2|自分のエスキスを披露してくれる
ズバリ!この2点がポイントですね。
その1|作図例を見せてくれる
初年度生は初めて描く、また学生以来で数年ぶりに図面を描くような人ばかりです。
その中で作図のコツなどを教えてくれるのは大きいですよね。
講師が設計事務所を経営されており、実務で図面を描いている方でしたので早く描ける作図ポイント等を教えてくれたのはとても有り難かったです。
神奈川県のある校舎では、講師が自ら作図2時間半を実演してくれたそうです。
自ら実演してくれるってなかなかいないですよね。
その2|自分のエスキスを披露してくれる
これが一番大事なポイントです。
学校のエスキス解答例だけでなく、自分のエスキス例を見せてくれるととても参考になるんですよね。
僕のクラスでは、講師2名ともそれぞれ自分のエスキスを毎回コピーして配布してくれました。
解答例、講師2名、合わせて3パターンのエスキス例を見ることができたのは、今思えば大変有り難かったですね。
自分のエスキスと比較してみてどこが悪かったのか、毎回反省することができましたので学習効果としては非常に大きかったです。
以上が、製図試験に合格するための戦略として『土曜コースを選んだ理由』です。
製図試験に向けてアドバンテージがある!
土曜コースに通うと本試験に向けて有利なことがあります。
学科試験の翌週から真っ先に土曜コースから講座が始まるわけですが、1日早く製図対策の勉強ができる時点でアドバンテージがあります。
また、10月の本試験に向けて最後の講義が終わった後、土曜コースは次の日(日曜日)に丸一日、総復習ができるチャンスがあります。
この時点で本試験に向けてアドバンテージを取ることができるわけです。
このアドバンテージを取るか。
アドバンテージをどのように活かすか。そこは、受験生次第ですね。
コース選びのポイント
ここではコース選びのポイントを挙げていきます。
コース選びのポイント
- 自分のライフスタイル
- 評判の良い講師がいるクラス
- 講師と受講生の人数バランス
この3点がコース選びのポイントになるかなと思います。
自分のライフスタイル
受験生の仕事、性格、家庭状況、など様々な要素があります。
仕事状況や家庭都合で日曜コースの方が通いやすい、また学科講座で日曜コースに通っていたことから勉強リズム的にも日曜コースの方がやりやすい、など。
ご自身のライフスタイルに合わせて土曜コースか、日曜コースにするか、決めると良いと思います。
大事なのは継続して通える曜日を選ぶことですね。
僕の場合は、自分のライフスタイルから『土曜コースに通う』選択をしました。
評判の良い講師がいるクラス
エスキスを披露してくれる、合格率が高い、など講師の良い情報があれば、そのクラスを選ぶのもアリだと思います。
講師の当たり外れはどの校舎・クラスにもありますのでこればかりはどうしようもないですね…
いつも怒鳴ったり、理不尽なことばかり言われたり、受講生のやり方を真っ向に否定するような講師は最悪です。
精神的に辛くなり、通学がしんどくなって製図勉強も続けられなくなります。
お金を払っているのは受験生です。遠慮せず、教務課に相談するなり、クラスを変えられる人は変えましょう。
最悪、転校するのも1つの手段です…
講師と受講生の人数バランスが丁度いい
講師1名が受け持つ受講生が10人以上いることが理想です。
1クラスあたり最低でも7〜8人でしょうか。
クラスメイトの図面を見たり、意見交換したりすることで自分が足りない部分に気付いたり、真似したり、と学習効果の面においてメリットがたくさんあります。
人数が少ないとその分、参考になる機会(図面の枚数)も減ってしまいます。
地方の校舎では人数が少ないところもありますのでなかなか難しいところですが。
知人は人数の多いクラスを選んでわざわざ隣県まで1時間半かけて通ったそうです。
おわりに|勉強時間は限られている!
土曜コースを選んだポイント
- 次の日(日曜日)にすぐ復習ができる
- 日曜日は自習室で終日勉強ができる
- コンディション調整がしやすい
- 講師と受講生の人数バランスが丁度良い
- 土曜コースに評判の良い講師がいる
以上、僕が『土曜コースに通った理由』です。
3ヶ月後の製図試験まで勉強時間は限られています。
限られた勉強時間の中で学習効果を上げるための工夫も大事ですね。
繰り返しになりますが、僕としては復習タイミングが一番重要だと思っています。
次の日、すぐ復習できるように土曜コースを選びました。
本記事がコース選びの参考になれば幸いです。
最後に
製図勉強は学科試験と比べ物にならないほど過酷なので体調管理には気をつけてください。
ファイトです!!
余談
余談になりますが、会社の飲み会があっても土曜コースに通っていることを利用して「明日学校があるので…」といつも断っていました。笑