パパ魂(Twitter@Daddy_soul11)です。
最近、ジュニアNISAがアツいですね!
2020年、令和2年度税制改正法案の「所得税法等の一部を改正する法律案」が国会で可決されたことでジュニアNISAが非常にお得な制度になりました。
ジュニアNISAで投資するなら、ETF/投資信託、どっちがオススメなのでしょうか?
結論から言いますと、ジュニアNISAで投資するならETFよりも投資信託がオススメです!
そこで本記事では、自分の運用経験を踏まえた上で投資信託がオススメな理由についてご説明します。
この記事を読んで分かること
- ジュニアNISAで投資するなら、投資信託がオススメ!
- 投資信託がオススメな理由
- ジュニアNISAにおけるETFのデメリット
この記事を読んでほしい人
- ジュニアNISAでETF/投資信託どれがオススメなのかわからない
- ジュニアNISAを検討している方
この記事を読むことで「投資信託がオススメな理由」がわかります!
ETFと投資信託の特徴
まず、ジュニアNISAで投資する場合のETFと投資信託の特徴について比べてみましょう。
一般の課税口座の投資と特徴が少々異なりますのでご注意ください
ETF(上場投資信託)とは?
ETF:Exchange Traded Fund の略で「上場投資信託」といいます。
ETFは特定の指数、例えば日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、NYダウ等の動きに連動する運用成果を目指している投資信託の一種です。
取引所に上場しているので、株式のようにリアルタイムで取引することができます。
[アセットマネジメントOne HP〈ETFの基本〉から引用]
ETFのメリット
-
- リアルタイム取引できる
- 値動きがわかりやすい
- コストが安い(ただ、今は投資信託との大きな差はない)
ETFのデメリット
-
- 1株単位で購入
- 米税金10%引かれる
- 配当金が自動的に再投資できない
投資信託(ファンド)とは?
投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資・運用しその運用の成果として生まれた利益を皆さんに還元するという金融商品です。
[楽天証券HP〈投資信託とは?〉から引用]
投資信託のメリット
-
- 少額(100円程度)から積立ができる
- 配当金を自動で再投資してくれる(税金がかからない)
- 非課税枠内で再投資できる
- 再投資によって継続的に複利効果が生じる
投資信託のデメリット
-
- リアルタイム取引ができない
- 手数料がETFより高い(今はそこまで差は大きくない)
- 配当金の受け取りができない
ETFと投資信託の比較
特徴
ETF | 投資信託 | |
上場/非上場 | 上場 | 非上場 |
リアルタイム取引 | ○ | ✗ |
取引価格 | 市場価格 | 基準価格 |
リアルタイムで変動 | 1日1回算出 | |
信託報酬(コスト) | 低め | 高め |
メリット/デメリット
メリット | デメリット | |
ETF | ・リアルタイム取引ができる
・値引きがわかりやすい ・コストが安い |
・1株単位で購入
・米国税金10%引かれる ・配当金を自動で再投資できない |
投資信託 | ・100円から積立できる
・配当金を自動で再投資してくれる ・非課税枠内で再投資できる ・再投資によって複利効果が生じる |
・リアルタイム取引ができない
・コストがETFより高い ・配当金の受け取りができない |
なぜ、ジュニアNISAは投資信託がオススメなのか
投資信託がオススメな理由
それは、配当金を出さずにファンド内で自動的に再投資してくれるからです。
子供の年齢による保有期間のメリット
ジュニアNISA制度は2023年の投資枠をもって終了します。
※「令和2年度税制改正」による制度終了
ジュニアNISAで買付した投資信託はジュニアNISA制度終了後、2024年以降よりロールオーバー期間に入り、成人年齢に達するまで非課税で長く持ち続けることができます。
つまり、お子様の年齢が低いほど成人年齢まで10数年間、非課税で長く持ち続けることができます。
更に配当金が自動で再投資されます。(税金がかからない)
投資信託は長期間ほど、配当金の再投資による複利効果が大きくなります。
そのため、ジュニアNISAで投資するなら非課税枠内で再投資できる上、複利効果が生じる投資信託がオススメというわけです。
また、投資信託は放ったらかしで手間がかからないことが大きなメリットでもあります。
ETFは効率が悪い
ETFのデメリット
・非課税枠内で自動再投資ができない
・ジュニアNISA終了後は課税口座で再投資することになる
・非課税投資枠を全て使い切ることができない
・配当金の再投資がなかなかできない
・管理が煩わしい(買付が面倒くさい)
非課税枠内で自動再投資ができない
ETFの配当金は非課税枠内で自動再投資することができません。
2023年のジュニアNISAの投資可能期間が終わった後、ETFの配当金で再投資する場合、課税口座で再投資することになります。
せっかくの非課税枠を活用できないのは大変効率が悪いです。
非課税投資枠を全て使い切ることができない
ETFは1株単位ずつしか購入できませんので投資信託のように毎月、一定額の拠出額で購入できません。
また、非課税投資枠80万円ピッタリ使い切ることもできません。
必ず、12月に数千円の端数が余ります。(非課税投資枠が余る)
この余った非課税投資枠は翌年に繰り越すことはできないのです。
配当金の再投資がなかなかできない
例えば、本家VTIは年4回、配当金が支払われるのですが、支払われた配当金の総額が基準値(VTI:1株分)を超えない限り購入することができません。
※VTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
VTIの現在値が2020年12月の時点で190ドル台となっています。
配当金がVTIの1株分(約2万円※)貯まるまで時間がかかります。
※2020年12月時点の為替レートの場合
また、配当金が支払われるときに米国税10%引かれます。
2020年の反省(運用成績)
2020年5月からジュニアNISAを始めて7ヶ月間の運用成績について下記記事にまとめています。
-
【2020年】ジュニアNISA運用成績を公開!|本家VTIより楽天VTIのほうが成績が良かった!!
続きを見る
実際、7ヶ月間運用してみて実感したこと。
ETFは色々と面倒くさい!
先述しましたように、ETFは1株単位ずつしか購入できませんので投資信託のように毎月5万円ぴったりと一定額の拠出額で購入することができません。
VTIの現在値が2020年12月の時点で190ドル台。
毎月5万円ずつ購入する場合、買える株数が限られます。
例えば、VTI 1株=195ドル、1ドル=105円だとすると2株しか購入できません。
50,000円 ÷(195ドル×105円)=2.44
米国株が好調であれば、VTIの株価はこれからもどんどん上がっていきます。
となると、近い将来5万円では1株しか買えない可能性があります。
一方、投資信託は毎月5万円ずつ、一定額の拠出額で購入できます。
1円単位で購入できる投資信託に比べてETFは毎月の拠出額が複雑になってしまいます。
また、ETFは株価が変動するため、非課税投資枠80万円ピッタリ使い切ることができません。
2020年のジュニアNISA運用では、長女の非課税投資枠が8,821円余りました。
非課税投資枠を全て使い切るために投資信託で8,821円分の楽天VTIを購入しました。
※楽天VTI:楽天・全米株式インデックス・ファンド[楽天・バンガード・ファンド(全米株式)]
結局、年末に投資信託を購入するのであれば、最初から投資信託で良いんじゃないかというのが感想です。
まとめ
本記事のポイントをまとめます。
投資信託がオススメな理由
- 放ったらかしで手間がかからない
- ジュニアNISA制度終了後も非課税枠内で自動再投資できる
- 再投資によって継続的に複利効果が生じる
- 非課税投資枠80万円ぴったり使い切ることができる
ETFをオススメしない理由
- 管理が煩雑で面倒
- ジュニアNISA制度終了後、非課税枠内で再投資できない
- 配当金の再投資がなかなかできない
- 非課税投資枠を全て使い切ることができない
以上、ジュニアNISAでは投資信託がオススメな理由についてご紹介しました。
“超”低金利時代で銀行預金や、学資保険では全く増えない中、子供の教育資金作りのためにジュニアNISA利用を検討している方も多いと思います。
ジュニアNISAでETFと投資信託、どっちにすればいいのか、迷っている方は本記事が参考になれば幸いです。
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SBI証券のメリットについては、下記の記事にまとめています。
-
【法改正で大変お得な制度に!】SBI証券でジュニアNISAを始めました
続きを見る
SBI証券でジュニアNISA口座を開設申請した流れについても紹介していますのであわせて読んでいただければ幸いです。
-
SBI証券でジュニアNISA口座が開設されるまでの所要日数
続きを見る