老後資金2,000万円問題から「つみたてNISA」を検討している、またはつみたてNISAを始めたという方も多いでしょう。
僕も老後資金を準備するために2020年からつみたてNISAで米国株式に投資しています。
〈楽天証券〉NISA積立買付ランキング
[出典:楽天証券〈積立買付ランキング〉]
ランキング上位(※)は〈米国株式〉と〈全世界株式〉が占めています。
※2021年12月20日〜12月24日
つみたてNISAで投資したいけど、米国株式か、全世界株式、どれを選べばいいのかわからない。
ネット記事を見ても余計に悩んでしまう、、、という人もいるでしょう。
そこで本記事では、僕がつみたてNISAで米国株式に投資する理由について紹介します。
この記事を読んで分かること
- 米国株式に投資する理由
この記事を読んでほしい人
- つみたてNISAで全米株式/全世界株式どれにするか悩んでいる方
- つみたてNISAを検討している方
つみたてNISA運用方針
我が家のつみたてNISA運用方針です。
夫 | 妻 | |
投資予算 | 40万円 | 40万円 |
投資する銘柄 | 楽天VTI | eMAXIS Slim 米国 |
※楽天VTI:楽天・全米株式インデックス・ファンド[楽天・バンガード・ファンド(全米株式)]
※eMAXIS Slim 米国 :eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)
(銘柄の特徴については後述)
夫(僕)は楽天VTI、妻はeMAXIS Slim 米国に投資しています。
なぜ全米株式に投資するのか
結論から言いますと、米国市場の成長を信じているからです。
- 米国株式は200年以上にわたって成長を続けている!
- 先進国の中で唯一、人口が増え続けている!
詳しく説明していきますね。
米国株式の成長率がすごい!
[出典:株式投資〈第1部 株式投資の歴史的評価〉(P.10)]
上図はジェレミー・シーゲル氏の著書「株式投資」から引用したのもです。
株式投資について詳しく述べられているので興味があれば、読んでみてください。
過去200年の運用リターン
米国の株式と債券 | 実質トータルリターン |
株式 | 75万5,163倍 |
長期債 | 1,083倍 |
短期債 | 301倍 |
金(ゴールド) | 1.95倍 |
現金(ドル) | 0.06倍 |
米国市場は過去200年にわたり成長を続けており、平均株価はなんと75万5,163倍も増えています。
株式の実質トータルリターンは、常に年率6.6〜7.0%を維持しているのです。
一方、インフレの影響で現金(ドル)を保有しても全く増えないことがよくわかります。
これは日本円も同様のことが言えますね。
過去リターンを見ると現金を保有(預金)すると損してしまいます。。。
米国は今後も人口増加する
[出所:総務省〈主要国における我が国の位置づけ〉]
米国は先進国の中で唯一、人口が増え続けています。
人口が増えれば、労働者数も増えますよね。
労働者の増加率が実質国内総生産(GDP)に関わってきますから、人口増加による持続的な経済成長は続きます。
この先5年から10年先まで米国の経済的優位は継続すると言われています。
以上が、米国株式に投資する理由です。
なぜ楽天VTIとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)なのか
投資対象のポイントです。
- 低コスト
- 分散投資
楽天証券で扱っている米国株式で上記ポイントに当てはまる銘柄は次の2つだけです。
・楽天・全米株式インデックス・ファンド
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)
楽天VTIは小型株を含む
楽天VTIは全米市場全体(約4,000銘柄)へ投資する投資信託です。
小型株の成長に期待できます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は大〜中型株が中心
時価総額上位500銘柄への投資。
米国株式市場の時価総額80%をカバーする投資信託です。
GAFAなど、今勢いのあるテクノロジー、ヘルスケアセクターの比率が高くなっています。
全米か? S&P500か?結局は好み次第!
オレンジ:楽天・全米株式インデックス・ファンド
青:eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)
[出典:楽天証券〈投信スーパーサーチ〉]
直近3年のパフォーマンスを比較しても大差ありませんし、正直どっちを選んでも問題ないです。
後述しますが、投資対象に小型株を含むかどうか。その点も含め、好み次第で選んで良いと思いますね。
実際、それぞれ比較して値動きの様子を見てみたいなということで僕(夫)は楽天VTI、妻はeMAXIS Slim 米国に投資する!という結論に至りました。
Amazon(AMZN)は元々小型株だった!
今や世界的大企業であるAmazonだって20年前は小型株でした。
この20年間で株価が500倍以上も上がっています。
Amazonのように将来、急成長する可能性のある小型株の存在をどう見るか?
というのが銘柄選択のポイントになるのではないでしょうか。
ちなみに2020年は小型株だったTESLAが急成長しましたね。
2020年12月21日にS&P500銘柄に採用されたことで話題になりました。
小型株の急成長も全て享受できるのは楽天VTIならでのメリットですね!
全世界株式でも米国6割
最近では、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が信託報酬が※年率0.1144%(税込)と非常に低コストで人気がありますね。
※2021年3月末現在
[出典:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)〈交付目論見書〉]
つみたてNISAで20年以上、保有する予定なので今後の経済変動を考慮すると、全世界株式の方が良いのではないかと思いました。
しかし、上図の〈対象インデックスの国・地域別構成比率〉を見ると、アメリカの割合が57.8%です。
全世界株式でも米国株式が6割も含まれているんです。
世界最大規模の企業が集まる米国ですし、それなら最初から米国株式一本で良いかなと。
もし、投資を続ける自信が無いという人は、全世界株式がお勧めです。
米国株式も全世界株式もほぼ同じ値動きをしている!
青:eMAXIS Slim 米国(米国株式上位500銘柄)
オレンジ:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
[出典:楽天証券〈投信スーパーサーチ〉]
全世界に分散投資しても、先述しましたように米国株式が6割なのでほぼ同じ動きをしています。
つまり、米国株式が大きく躓いたらそれに連動して全世界株式も躓くことになります。
それなら最初から米国株式で投資してもいいかなと。
今後も米国株式の成長を信じられるのなら、米国株式一本でいこう!というのが私の意見です。
資産運用で一番大事なこと
それは、
途中で投資をやめない(退場しない)
機械的に積立投資すること。
リーマンショック級の大暴落(マイナス50%)が起きても余計な感情に振り回されることなく毎月の積立投資を続けることが大事です。
これを守れば、誰でも成功します。
まとめ
本記事のポイント
- 米国株式の成長を信じるかどうか
- 全米か、S&P500にするかどうかは結局、好み次第
- 楽天VTIは小型株を含む(分散重視)
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は大〜中型株が中心(コスト重視)
- Amazon、TESLAのように将来、急成長する小型株の存在をどう見るか?
- 全世界株式でも6割が米国株式である
以上、つみたてNISAで米国株式に投資する理由について紹介しました。
余計な感情に振り回されることなく、これからも米国株式に投資していきます。
つみたてNISAでどれに投資すればいいのか、迷っている方は本記事が参考になれば幸いです。
つみたてNISAを始めるなら「楽天証券」一択!
ネット証券最大手である楽天証券とSBI証券、どっちでも良いと思います。
楽天証券の方がUI/UXが優れており、画面が大変見やすいのでどっちにするか迷っているのであれば、楽天証券を選んでおくと良いでしょう。
僕は楽天証券とSBI証券、両方持っていますが、SBI証券の方は画面がわかりにくい印象です。