どうも、パパ魂(Twitter@Daddy_soul11)です。
本記事は「一級建築士試験」学科試験 "合格見込みの方" 向けの内容です。
資格学校の講義が始まるまで『最初に取り組むべきこと』をまとめています。
学科合格見込みの方へ。
合格基準点がどうなるか、まだ分かりませんが一先ず、学科突破おめでとうございます!
辛かった学科勉強を頑張ったからこそ、喜びもひとしおでしょう。
そして "地獄の製図フィールド” へようこそ。笑
いきなりこんなことを申し上げるのは失礼ですが、製図勉強というのははっきり言って学科勉強なんて比べ物にならないほど、めちゃくちゃキツイです。
製図講義が始まったら、10月本試験まで2ヶ月半の辛い毎日が続きます。
あの学科試験を乗り越えてきた人でさえ、あまりの辛さで途中離脱してしまう人もたくさんいます。
そこを重々、覚悟した上で製図の勉強に臨んでほしいと思います。
令和2年からの試験制度で学科試験に合格した方は、その年を含めて5年以内に実施される製図試験のうち、3回を任意に選択して学科免除で受験することができます。
例:令和4年の学科試験に合格→令和4年、7年、8年の製図試験は学科免除で受験可能
今年は受けないで来年、しっかり基礎を固めてから製図試験を受けるのも1つの選択肢です。
さて本題ですが、この製図試験に1発で合格するためには、最初の取り組みが重要です。
資格学校の講義が始まるまでに取り組んで頂きたいこと。
- その1|製図道具を揃えるべし!
- その2|パーツトレーニングをやるべし!
最初の取り組み次第によっては、周りとの差が大きくつきます。
それでは、僕が実践した『製図試験に合格するために最初に取り組んだこと』についてご紹介します。
本記事で伝えたいこと
-
- 製図初受験生が最初にやるべきこと
本記事を読んでほしい人
-
- 製図初受験生
- 資格学校の講義が始まるまでに何をやるべきか知りたい方
本記事の信ぴょう性
-
- 令和元年「一級建築士試験」製図試験 ストレート合格
留意事項
本記事の内容は個人の体験に基づいて自分の考えを述べています。
製図初受験生の方の参考になればと思い、記事にまとめていますので製図勉強の参考としてお読み頂ければ幸いです。
その1|製図道具を揃えるべし!
資格学校によっては、学科試験の翌週から製図講座が始まります。
製図講座が始まるまでにまず、製図道具を全て揃えましょう!
製図道具を揃えないと何も始まりません。
おすすめの製図道具についてはこちらの記事にまとめていますのでご覧ください。
-
一級建築士試験|製図試験におすすめの製図道具をご紹介!《図面精度・作図スピードアップで合格!》
続きを見る
資格学校が販売しているセット商品は、必要ない物が含まれているのでお勧めできません。
製図板は必ず『新品』を買おう!
製図板って道具の中でも一番高いですよね。
資格学校に通う人は、高い学費に加えてたくさんの道具代まで・・・初っ端から色々と出費が掛かります。
製図板はメルカリなどのフリマアプリで安く売っているものがありますので節約のために中古品を買う方もいらっしゃいます。
中古品の場合、新品より1〜2万円安く買えると思います。
ですが、製図板はできれば 新品を買うことをオススメします。
中古品ってやっぱりそれなりに使われているものがほとんどです。
購入時、使用上問題なくても本試験まで持つかどうかもわかりません。
この1〜2万をケチってどうするんですか?
最初の1〜2万をケチったせいで本試験の真っ最中に製図板が壊れて1年という時間、学費を全て無駄にするつもりですか?
こんな最悪な事態にならないように製図板は、新品を買いましょう!!
※予備として2台目を買うなら中古品でもアリだと思います。
オススメの製図板は何が良いのか
ズバリ・・・レモン画翠オリジナル平行定規「MP-400LGⅡ」がオススメです!
ビリケツくんに勧められてこの製図板を買ったのですが、性能もコスパも大変良かったので僕もこれをお勧めしたいと思います。
おすすめポイント
- 重量「2.5Kg」で軽い!
- 高性能!「基線合わせができるクラッチレバー機構」「レバー式ブレーキ機構」
- コスト抜群!
製図板を選ぶにあたって重視すべきポイントは「重量」だと思っています。
毎週、資格学校まで重たい製図板を持ち運ぶのに相当エネルギーを使いますよね。
男性ならまだしも女性の方にはなかなかキツイと思います。
資格学校のクラスによっては夜中まで講義が続きます・・・
(僕の通っていたクラスは毎週、夜中の23時半まで講義が続きました…)
体力的にも限界に近い状態で重い製図板、教材、たくさんの道具を抱えて帰路につくのはなかなか辛いものです(泣)
ハイスペックモデルのムトーライナーボードは重量2.8Kgでそれほど重くなく、見た目もカッコいいですが、高いですよね。
図面の基線合わせができる「クラッチレバー機構」、スケールバーを止める「ブレーキ機構」が付いているレモン画翠オリジナル平行定規「MP-400LGⅡ」で十分だと思います。
価格も安く機能とのバランスも抜群と言えます。
どの製図板にしようか迷っている方は「MP-400LGⅡ」を選んでおけば、OK!
製図道具は最高品質にこだわろう!
シャープペン、替芯もそうですが、全てハイエンドモデルを購入してください。
なぜなら高品質ほど使い勝手が良くて疲れにくいからです!
特にシャープペンなんかそうですが、高いものほど人間工学に基づいて設計されているものが多いんですよね。
もちろん、個人の好みや使い勝手、相性もあります。
今はamazonなど、ネットで簡単に購入できますし、試してみて合わなければすぐ別のものを試せば良いと思います。
大事なのは道具代をケチらない!
自分に合った最高の道具を見つける!
品質にこだわること!
製図試験の勉強って学科勉強以上に過酷です。
毎日手を動かさないといけないので腱鞘炎になりやすいんですよね。
指、手首を酷使し続けることになりますので少しでも負荷を軽減するためにも道具は最高品質にこだわった方が良いですね。
製図道具は2セット以上買うべし!
突然、壊れた時のためにも必ず2セット以上買いましょう!
模擬試験のときにシャープペンが突然、壊れて芯が固定できなくなったんですよね。
チャックリングと呼ばれる、芯を送り出す締めリングが壊れて芯を出しても描くときに芯が引っ込んで描けないんです。
これが本試験だったら・・・と思うとゾッとしますよね。
こんなときにも柔軟に対応できるように道具は常に予備を確保しておきましょう!
製図板は練習用と本番用2つあればベスト!
本試験で使う製図板を自宅・学校用とし、職場で練習に使う製図版を先輩に借りて2つの製図板を使っていました。
というのも職場まで片道1時間かかるので毎日でかい製図板を持ち運ぶのは大変ですし、もちろん壊れるリスクも高まります。
また、限られている勉強時間の中で昼休みというのはとても貴重な時間です。
無駄にできませんし、昼休みも練習できるように職場でも製図板を用意しておくことをオススメします!
考え過ぎかもしれませんが、製図板も突然壊れることなんて有り得ます。
保険代わりとしてもう1つ製図板があると安心ですよね。
職場の方から借りられる人はお願いしてみてはどうでしょうか?
借り手がいなければメルカリなどで安い製図板を買っても良いですね。
僕だったら「昼休み=勉強時間を買う」という考え方で中古品を買います。
番外編|入手困難レアアイテム!
本題から逸れますが、ここで入手困難のレアアイテムをご紹介します。
製図試験において絶対必要というわけではないのですが、作図時間の短縮に繋がるので入手できたらラッキーという感じですね。
3L-Griffit 三角定規
3L Griffit(スリーエルグリフィット)、「チートアイテム」と呼ばれています。笑
デンマークの文具メーカー「 Linex」の製品です。
これ1つでPS、什器などの作図スピードがものすごく早くなります!
立体的に作られているので握力を使うこと無くしっかりと本体を固定することができます。
また小回りが利くのでクルクル回転させたり持ち替えも早く、作図時間の短縮に繋がります。
個人的感覚になりますが、これがあるか無いかで5〜10分は違ってくるんじゃないかなと思います。
9月に入れば、このチートアイテムの威力を発揮するでしょう。
日本も前まではamazonでよく販売していたらしいですが、最近はあまり見かけなくなりました。
メルカリで運が良ければ、出品していることがありますので気になる方はチェックしてみてください。
買うならスケルトン(半透明)タイプを買うことをオススメします。(白や黒だと下の線が見えなくて使いにくいです)
その2|パーツトレーニングをするべし!
学科合格見込みの方は、製図説明会で製図テキスト一式を配布されていると思います。
テキストに「階段」「トイレ」の作図例が載っていますのでこれをトレースしてみてください!
これから講義が始まりますが、先行して作図練習を始めてみましょう。
5mm方眼ノート、シャープペンがあれば、場所問わずどこでも描けます!
通勤の合間にできます!
始業前にできます!
昼休憩の合間にできます!
毎日30分だけでもパーツトレーニングをしましょう!
これだけでも最初の講義で周りとの差が付きますよ!
早い段階で「階段」「トイレ」パターンをマスターしておくとかなり楽になります!
作図スピードアップのコツについてはこちらの記事にまとめています。
-
「一級建築士試験」製図初受験者必見!作図スピードアップのコツ
続きを見る
おわりに|戦いはもう始まっている!
最初に取り組むべきこと
- その1|製図道具を揃えるべし!
- その2|パーツトレーニングをやるべし!
以上、『最初に取り組むべきこと』についてご紹介しました。
学科を終えたばかりでゆっくり休みたい気持ちはよく分かりますが、ライバル達はもう動いています。
僕なんか、1年目の学科勉強中に製図道具を全て揃えましたよ!
製図道具を全て揃えたら、作図練習を始める人もいます。
最初の駆け出しが重要なのでまだ製図道具を揃えていないという方は早く揃えましょう!
これから暑くなってきますので体調管理には気をつけてくださいね。
応援しています!!