パパ魂(Twitter@Daddy_soul11)です。
今回はジュニアNISAの投資方法についてです。
毎月、余剰資金を拠出して投資する方は積立投資で良いと思います。
既にまとまったお金がある方は、投資資金を一括投資した方がいいのか、または積立投資したほうが良いのか、悩んでいる方も多いかと思います。
結論から言いますと、【一括投資&積立投資】を組み合わせたハイブリッド投資がオススメです。
本記事では、2020年の反省を踏まえた上でジュニアNISAのオススメ投資方法【一括&積立のハイブリッド投資】についてご紹介します。
この記事を読んで分かること
- 【一括&積立のハイブリッド投資】とは?
- 一括投資のタイミング
- 積立投資とスポット投資を活用する方法
- スポット投資のタイミング
この記事を読んでほしい人
- 一括投資か?積立投資か?迷っている方
- ジュニアNISAのオススメ投資方法が知りたい方
この記事を読むことでジュニアNISAのオススメ投資方法がわかります!
米バンガードとバフェット氏の見解
Twitterで相互フォローいただいている、りんり(@SandP500ETF)さんのブログ記事「S&P500(VOO)に投資をするなら一括投資が良いのか?毎日積立がいいのか?」がとても参考になったので内容をご紹介したいと思います。
(2021年3月21日時点)りんりさんが記事を削除されたそうなのでリンク解除しました。
記事の一部を拝借します。
バンガードの見解
(前略)バンガードは
「すぐに一括投資を行う事が賢明である」と結論づけています。
バフェットの意見
(前略)低コストのインデックスファンドを時間をかけて買うのがいい。
米バンガードは”一括投資”を推奨。
バフェット氏は”積立投資”を推奨。
意見が分かれました。ではどっちが良いんでしょうか。
ちなみにりんりさんは”一括投資”派です。
投資に関するTwitter界隈でも”一括投資”派が数多く見受けられます。
僕の場合、一括投資をした後、市場が暴落したら・・・と考えるとどうしても気になってしまいます。。。
とはいえ、ドルコスト平均法で毎月、積立投資をするとバンガードの見解とおり、一括投資のメリットである「市場のエクスポージャー」を享受することができなくなります。
もし、2020年のように今年も米国株式が好調だったら、、、積立投資よりも一括投資の方が、トータルリターンが高くなりますよね。
・・・結局どっちやねん!!笑
Twitter界隈でも毎年話題になるほど、「一括投資vs積立投資」は永遠のテーマでもあります。
株式市場の未来は誰でも予測することは不可能ですから。
色々と悩んだ結果・・・
この際いっそ、一括投資と積立投資の組み合わせで良いんじゃないの?
株価10%下落があれば、スポット投資すれば良いのでは!!
あれこれ迷うなら、組み合わせた投資方法でやろう!という結論に至りました。
オススメ投資方法【一括&積立のハイブリッド投資】
僕が結論づけた投資方法【一括&積立のハイブリッド投資】について説明します。
一括&積立のハイブリッド投資
- 投資資金を半分40万円ずつ分ける
- 年初(最初〉に40万円を一括投資する
- 残り40万円は積立+スポット投資する
- 株価が10%下がったらスポット投資
どんな投資方法なのか、詳しく説明していきます。
まず、ジュニアNISA非課税枠80万を全て使う前提で投資資金を半分40万円ずつ分けます。
一括投資40万、積立+スポット投資40万、ということになります。
ここでスポット投資のメリットも取り入れたいです。
株価10%下落したら安く、たくさん買えますのでスポット投資して下落チャンスを掴む。
1月からジュニアNISAを始めるとして、積立資金として40万円を12ヶ月(12回)分に分けた上で、スポット投資資金は積立資金から拠出します。
つまり、株価が10%下がったら1/12買うルールで機械的に行います。
ちょっとイメージが難しいと思いますので表で整理すると次のようになります。
例1:株価10%下落なし(0回)
1年間、株価10%下落が無かった場合の例です。
一括投資 | 積立投資 | スポット投資 | |
1月 | 400,000円 | 33,333円 | 0円 |
2月 | 33,333円 | 0円 | |
3月 | 33,333円 | 0円 | |
4月 | 33,333円 | 0円 | |
5月 | 33,333円 | 0円 | |
6月 | 33,333円 | 0円 | |
7月 | 33,333円 | 0円 | |
8月 | 33,333円 | 0円 | |
9月 | 33,333円 | 0円 | |
10月 | 33,333円 | 0円 | |
11月 | 33,333円 | 0円 | |
12月 | 33,337円 | 0円 | |
投資資金 | 計400,000円 | 計400,000円 | 計0円 |
合計 800,000円 |
・一括投資:1回(計40万円)
・積立投資:12回(計40万円)
・スポット投資:0回(0円)
年初に40万円を一括投資、あとは40万円を12回に分けて毎月買付します。
株価5%下落程度ではスポット投資はしません。
例2:株価10%下落あり(3回)
1年間に株価10%下落が3回(3月、5月、9月)あった場合の例です。
一括投資 | 積立投資 | スポット投資 | |
1月 | 400,000円 | 33,333円 | 0円 |
2月 | 33,333円 | 0円 | |
3月(10%下落) | 33,333円 | 33,333円 | |
4月 | 33,333円 | 0円 | |
5月(10%下落) | 33,333円 | 33,333円 | |
6月 | 33,333円 | 0円 | |
7月 | 33,333円 | 0円 | |
8月 | 33,333円 | 0円 | |
9月(10%下落) | 33,337円 | 33,333円 | |
10月 | 0円 | 0円 | |
11月 | 0円 | 0円 | |
12月 | 0円 | 0円 | |
投資資金 | 計400,000円 | 計300,001円 | 計99,999円 |
合計 800,000円 |
・一括投資:1回(計40万円)
・積立投資:9回(計300,001円)
・スポット投資:3回(計99,999円)
積立資金として40万円を12ヶ月(12回)分に分けた上で、スポット投資資金は積立資金から拠出。
株価が10%下がったら1/12買うルールでスポット投資します。
スポット投資した回数分、積立投資の残り回数は減ります。
この例では、9月までスポット投資を3回行いましたので積立投資は9月で完了という計算になります。
これなら、バランス良く投資できるのではないでしょうか。
注意ポイント
1円単位の端数が余ってしまいますので最後の積立拠出額を調整してください。
※例:9月の投資拠出額を4円増やして33,337円にすることで非課税投資枠を全て使い切る
なぜ、この投資方法に至ったのか
この投資方法であれば、余計な感情に振り回されることなく、市場のエクスポージャーを享受しつつ、精神的負担を分散することも可能なはずです。
また、今までの投資ルール(2020年版)があまり報われなかったというのも関係しています。
次項にて説明していきます。
今までの投資ルール(2020年版)
我が家も2020年から子供2人のジュニアNISAを始め、次の投資ルールで投資をしていました。
・投資資金を半分40万円ずつ分ける
・ドルコスト平均法で40万円を積立投資
・株価が10%下がったらスポット投資(8万×5回=40万円)
詳しくは下記記事にまとめています。
-
【2020年版】ジュニアNISAオススメの投資方法
続きを見る
月々の買付結果(2020年)
2020年のジュニアNISAで長女はETFの本家VTI、次女は投資信託の楽天VTIを購入しました。
運用成績について下記記事にまとめています。
-
ジュニアNISAで投資するならETFよりも投資信託がオススメ!【その理由は?】
続きを見る
ここでは分かりやすい、次女の楽天VTIの買付金額で説明します。
積立投資 | スポット投資 | |
5月 | 50,000円 | 0円 |
6月 | 50,000円 | 50,000円 |
7月 | 50,000円 | 0円 |
8月 | 50,000円 | 100,000円 |
9月 | 50,000円 | 150,000円 |
10月 | 50,000円 | 50,000円 |
11月 | 50,000円 | 0円 |
12月 | 100,000円 | 0円 |
拠出額 | 計450,000円 | 計350,000円 |
合計 800,000円 |
7回スポット投資したのですが、12月に非課税投資枠が5万円余ってしまったので12月の定期買付とまとめて10万円購入しました。
スポット投資はタイミングが難しい!
(2021年12月30日時点)
オレンジ:楽天・全米株式インデックス・ファンド
青:eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)
[出典:楽天証券〈投信スーパーサーチ〉]
この2年間(2020〜2021年)、米国株式が好調で株価が大幅に下落することは無かったですね。
2020年は5%ほど下落したときにスポット投資したのですが、なんというか・・・無理やり購入したという感じでした。
結局、年末に非課税投資枠が余ってしまいましたし、大きな下落が無いとスポット投資するタイミングが難しいです。
余った非課税投資枠を翌年に繰り越せないジュニアNISAでスポット投資方法は向いていないなと。
そこで先ほどご紹介しました、【一括&積立のハイブリッド投資】がジュニアNISA投資方法として最適解というわけです。
まとめ
一括&積立のハイブリッド投資
- 投資資金を半分40万円ずつ分ける
- 年初(最初〉に40万円を一括投資する
- 残り40万円は積立+スポット投資する
- 株価が10%下がったらスポット投資(積立資金の1/12)
以上、ジュニアNISAのオススメ投資方法【一括&積立のハイブリッド投資】について紹介しました。
“超”低金利時代で銀行預金や、学資保険では全く増えない中、子供の教育資金作りのためにジュニアNISAを検討、開設してみようと考えている方も多いかと思います。
お子様のために行動することは素晴らしいと思います。
まずは、ジュニアNISA制度をきちんと理解した上で無理のない範囲で続けて欲しいですね。
ジュニアNISAでどのように投資すればいいのか、迷っている方は本記事が参考になれば幸いです。
ジュニアNISAを始めるなら「SBI証券」一択!
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SBI証券のメリットについては、下記の記事で紹介しています。
-
【法改正で大変お得な制度に!】SBI証券でジュニアNISAを始めました
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SBI証券でジュニアNISA口座を開設申請した流れについても紹介していますのであわせて読んでいただければ幸いです。
-
SBI証券でジュニアNISA口座が開設されるまでの所要日数
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